【元の句】
道すがら 遅鳴き鶯(うぐいす) 高らかに
我も励めと 胸に刻まん
【直した句】
夏空に 遅鳴き鶯(うぐいす) 高らかに
我も励めと 胸に刻まん
夏も盛りの通勤途中,汗ばみながら職場への道を歩いていると,竹林の奥から高らかに鳴く鶯の美しい鳴き声が聞こえた。
(春には他の鶯達のように上手く鳴けていなかったけれど,練習に練習を重ね,夏になってようやく今美しく,得意げにさえずるようになった)あの鶯のように,私も他人より歩みは遅いけれど,日々たゆまぬ努力と気持ちを持って,一日も早く一人前の社会人・職業人になれるように,がんばろう。
(2009.夏 作)
※夏空…夏の季語。
※鶯(うぐいす)…春の季語。
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